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729 名前:【SS】:2014/08/02(土) 16 27 35.72 ID AEgRSl/I0 『闇猫の結婚祝い』 日曜日、俺高坂京介は自宅のリビングのソファーに寝転んで日々の疲れを癒やしていた。 おっと。自宅と言っても実家じゃないぜ?正真正銘俺の我が家だ。……お金を出したのは殆ど桐乃だけどな? これだけ言えばすぐにピンと来た人もおられようが、先月、俺と桐乃は桐乃の大学卒業を機に人生二度目の結婚式を挙げ、同時に二人暮らしを始めたのだ。 そこに至るまでには様々な困難があったが、「間違っていても、これが俺達の幸せなんだ!」と言って回って周囲を説得した。もちろん全員に納得してもらうことは出来なかったけどな。 それでも結婚式には親父とお袋も含めて近しい人達が参列してくれた。あれは人生最大の幸せだったね。 もちろん実の兄妹だから籍を入れることは出来ないけどな。所謂内縁状態ってやつだ。 ところで、俺と桐乃の二人暮らしと聞いて、甘々な新婚生活を想像したかもしれない。 しかし何のことはない。桐乃は俺達が兄妹であっても恋人であっても夫婦であっても、相変わらず生意気なままなのだ。エロゲーとは違って、簡単にはデレてはくれない。 でも俺は、そんな桐乃の可愛いげのないところが可愛いと思えるのだった。 斯くして俺は二人暮らしの家で休日をぐーたら過ごしていた。これが俺が努力で勝ち取った普通の人生である。 ちなみに天下のモデル様は仕事だ。 俺が追憶に耽っていると、ピンポーンと来客を知らせるベルの音がした。 ソファーの上からインターホンのモニターを見ると、見慣れた顔が映っている。 インターホンには出ず、直接玄関に向かう。 ガチャッ 「よう黒猫。元気だったか?桐乃なら今日はいないぜ。」 「黒猫?いいえ違うわ。我が名は復讐の天使"闇猫"。あらゆる恋を否定せし者」 あちゃー、まさかの闇猫モードか。社会人にもなって何やってんだ。最近は治まっていたのにな。まぁ元気そうで何よりだ。 黒猫の姿をよく見ると、流石にゴスロリファッションではなかったが、両眼に違う色のカラーコンタクトを装着し、そして右手には大きな荷物を提げている。 「それで…闇猫さん?桐乃はいないぜ?」 闇猫さんに刺激を加えると危ないので、無難にさっきと同じことを言ってみる。 「あの女に用があるわけではないわ」 「それじゃお」 「貴方でもないわ」 おい!俺が質問する前に答えるんじゃねぇ! 「今日私がここに来たのは、貴方達に結婚祝いを渡す為よ」 そう言って右手の荷物に被さっていた布をハラリと落とす。 そして見えてきたのは、円筒型の鳥かごと、色鮮やかな1羽の鳥。かごの中でその鳥は眠っているようだ。 「これは…?」 「私の魂の一部と呪いが封じ籠められた復讐の使者よ」 「……日本語で言うと?」 「…セキセイインコよ」 なるほど。これがセキセイインコか。実物を見るのは初めてだ。 よくよく考えてみると、生き物など飼った経験などない。少し面白そうだ。 「ありがとな、黒猫。きっと桐乃も喜ぶよ」 「黒猫ではなく闇猫だと言っているでしょ。何度も言わせないで頂戴」 そう言いながらも、照れているのか頬を赤らめる黒猫。 「それに、お礼を言われるのにはまだ早いわ」 「?」 ずっと玄関口で話し続けるのもなんなので、黒猫に提案してみる。 「取り敢えず家に上がっていかないか?」 「遠慮しておくわ。ここは光に満ち過ぎている。闇の眷族たる私には、ここに留まるのは10分が限界よ」 微妙に分かり辛いやっかみを言う黒猫だったが、俺には更にその裏側にある真意を十分に読み取れた。 「忙しいのにわざわざ届けてくれたんだな。本当にありがとよ」 「ば、莫迦!何を言っているの!?」 目を白黒させて去っていく黒猫。 しかしすぐに体を反転させて仏頂面で戻ってくる。 「肝心のこれを渡し忘れていたわ」 「いっけね。俺も忘れてた」 黒猫から鳥かごを受け取る。するとセキセイインコは目を覚ましたのか、かごの中で騒ぎ始めた。 「貴方達がこのセキセイインコを大切に育てれば、やがてその努力が実を結び、貴方達に破滅と安寧をもたらすわ。そうなれば私の復讐は成功よ」 破滅と安寧?全く逆の意味のように感じるが…? 「分かった。大切に育てるよ」 俺の言葉を聞いて満足したのか、今度こそ黒猫は帰っていった。 リビングに戻って鳥かごを机の上に置くと、セキセイインコも騒ぐのをやめた。 かごに顔を近付けて眺めていると、向こうも顔を近付けてくる。愛嬌があってカワイイヤツだ。 暫くすると玄関から物音がする。 「京介ただいま~」 桐乃が帰宅したようだ。玄関へ迎えに行く。 「お帰り桐乃。さっき黒猫が来たんだけど、」 「マジで!?どこ?どこにいんの!?」 「おい桐乃。靴箱ん中覗いたっているわけねーだろ。黒猫はもう帰ったよ」 「ちぇ…。あんた、もうちょっと頑張って留めておきなさいよ」 「いやさ、あいつも忙しそうだったしよ」 そして俺は、黒猫の持ってきた結婚祝いについて説明する。 「へぇ~。なかなか可愛いじゃん」 こうして、俺と桐乃とセキセイインコの、2人と1羽の生活が始まった。 俺は毎日朝に出勤して夜に帰る。日曜日は大抵休日だ。 対して桐乃は仕事の特殊性もあり、仕事に出る時間も戻ってくる時間も休日も不定期だ。 そんな訳で俺達は、家事を分担して協力して暮らしている。 セキセイインコの世話もお互い時間を見て行っている。 インコもすぐに俺達夫婦に馴れたようで、今では俺の休日の大事な癒やしの1つとなっている。桐乃も同じようなもので、俺が仕事を終えて帰宅すると、何やらインコに向かって話し掛けていたりする。 ある日、テレビを見ながら桐乃に聞いてみる。 「お前、あのセキセイインコのこと、何て呼んでんの?」 普段セキセイインコの話をするとき、俺達はそのまま品種名で呼んでいる。 桐乃はインコに名前をつけているのか、疑問に思ったのだ。 「そ、そんなの。なんだって良いじゃん!?」 「あぁ。確かにそうかもしれないな」 元々思い付きで聞いたことだったし、その方が俺にとっても都合が良いので、敢えては追求しない。 仕事場から帰ると愛しの妻と癒やしのセキセイインコが俺の帰りを待ってくれていて、桐乃がいない日は俺とインコとで妻の帰りを待つ。 そんな毎日の繰り返し。 幸せの真っ只中で俺は考えた。 黒猫の言ってた"安寧"ってのは、こういうことなのかもしれないな………。 ところが数ヵ月後のある日、安寧の日々を打ち破る危機が俺達夫婦に迫っていた。 ことの発端はあまりよく覚えていない。 何時もならどちらかが不満を漏らせば、互いに改善案や妥協案を提示し合い、より良い解決策を探っていく。 そんな民主的な方法が俺達のやり方だった。 しかし今日は運悪く、2人とも虫の居所が悪かったのだ。 兄妹喧嘩は夫婦喧嘩へと進化し、その内容もより生々しいものへと変化していた。 「あんた!この家買えたの誰のお陰だと思ってんのよ!」 「俺がまだ家は早いって言ったのに、早く二人暮らしがしたいって駄々捏ねたのはお前だろうが!」 「うっさい!あんただって二人暮らし出来ることあんだけ喜んでた癖に!」 「そんぐらい良いだろ別に!それと前々から言いたかったんだけどよ、お前以前に比べりゃ料理の腕はかなり上達したけど、今でも食器の片付け面倒臭がって俺に押し付けてばっかじゃねーか!」 「はぁ~~?あたしがあんたを食わせてやってんだからそんくらい当たり前でしょっ!?」 「んだとコラ。確かにオメーの方が収入は多いが俺だって独りでも食っていけるわ!」 「じゃあもうこの家から出てけ!」 「へーへー分かったよ出ていってやるよ。こんな家、俺がいなくなったらすぐゴミ屋敷になるだろーさ」 「あ゛?」 まさに売り言葉に買い言葉。 不満を撒き散らせばストレス解消になるが、それによって相手のストレスが増幅し更に不満を撒き散らす。 加速度的に積もってゆく不満。お互いダメだと思いつつも、どうにも止まらないところまで来てしまった。 二人暮らしなので間に割って入ってくれる人もいない。 一触即発の空気。最早どちらかが家を飛び出すまで治まりそうにない。 セキセイインコも不穏な空気を察知したのか、リビングの隅の鳥かごの中で暴れている。 すると突然セキセイインコが何か言葉を叫び始めた。 こいつを育てるときに色々調べていたので人の言葉を覚えることは知っていたが、それは知識としてであって、普段の生活の中では忘れていた。 「キョースケ アイシテル!」 「キリノ ダイスキダ!」 こうして危機は去った。 俺達は2人仲良く悶絶し、再び"安寧の時"が訪れた。 完。 ----------
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セキセイ(3)(石世) 中国の五胡十六国時代の後趙の皇帝。 関連: セキコ(3) (石虎、父) リュウコウゴウ (劉皇后、母)
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セキセイ(2)(石生) 中国帝王の系譜に登場する人物。 関連: セキロク (石勒、養父)
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夏休み直前、すでに夏は準備万端のようで、午前中から 気温はうなぎのぼり、午後になりおなじみSOS団の部室こと この文芸部室にはSOS団のいつものメンバーがあつまり、 いつものようにバラバラにうだるような暑さのなか 活動とやらにいそしんでいた さて、夏の風物詩である夕立の降るメカニズムをご存知だろうか、 夏の照りつけられる太陽の元、地上付近の空気中の水分は(以下略) 夕立と伴にそいつはSOS団へやってきた 【にわか雨の訪問者】 「おや、降り始めたようですね」 古泉のとぼけた声に反応して、ハルヒの背後にある窓からそとを 覗くまでのなく、バラバラという派手な音をたてて雨が降り出した 「通り雨でしょう、これで少しでも涼しくなればよいんですが」 古泉の台詞を聞き流しつつ、吹き込んでくる勢いの雨で室内が 濡れそうなので、窓を閉めに行こうとした その時にそいつは室内に飛び込んできた 「なんだ」と のけぞったのは俺 「へっ」と いきなり頭を抱えてしゃがみこんだのは朝比奈さん 「おや」と 冷静に視線を上空へ向けたのは、古泉 「…」と あいかわらず無表情なのは 長門 ばさばさばさ その姿のわりに大きな音をたてながら、そいつ は部室の上空を二・三度旋回したあと、一番見た目が人畜無害そうなのか 長門の肩にちょんと止まった ひょっとしてそいつは、なんとか体の使い魔とかだったりしないよな、 俺の見当ちがいの心配をよそに、長門もさすがに気になるのか、 本のページをめくる手がとまっている、でも何も言い出さないところを 見ると、今回は宇宙人的な問題とは関係なさそうである 古泉はそいつが長門の肩でくつろぎ始めたのを見て部室から出て行った 長門の肩でセキセイインコは雨に当たったせいか、ブルーの羽をしきりに 気にしながら、彼女の耳をつっついたりしている まあ、日本には野生種のセキセイインコはいないだろうから、どこかで 飼われていたのが逃げ出したのだろうが、やけに人なつっこい奴である 「うわぁ 小鳥さんいらっしゃいませ」 復活した朝比奈さん、なぜがお茶をいれようと席をたつ あの、セキセイインコはお茶のまないと思うんですけど 「窮鳥も懐にはいれば多少の縁ですから」 朝比奈さん、それ意味わかんないです それより現国の成績大丈夫ですか そういって、お客用の湯のみに水と鞄の中から見つけたらしい ビスケットを砕いてテーブルの上において、おもてなしの準備らしい 長門の反応がないせいか、セキセイインコは今度は朝比奈さんの方へ移動して いった。 そう、ここまでの描写で登場していない人物が一人いるのにお気づきだろうか 本来なら、先頭きって大騒ぎしてそうなその人物は、セキセイインコが部室に 飛び込んできていらい生き別れの兄弟か、死んだおばあちゃんが目の前に突然 現れたかのように、その大きな眼をみひらいて立ちすくんでいる 「ひぇ ふぁ あー小鳥さん頭で歩かないでくださーぃ 「いたいでぇすよー」 今回ばかりは、狼藉をうけてはいるが、妙にほほえましい朝比奈さんの 嬌声を聞こえる 「耳、耳は、やめてくださいよぉ くすぐったいですよぉ」 朝比奈さんの反応は気に入ったのか、さかんに、肩やら耳やらをつっついて いた メデューサによって石にされていたようなハルヒはゆっくり朝比奈さんの 方に、普段の百分の一ぐらいの動きで手を伸ばした刹那、セキセイインコは 雨上がりを待っていたかのように日差しの中へ羽ばたいていってしまった 気がつけば所詮夏のにわか雨である、一旦暗くなった空も、いくらもしないうちにまた明るさがもどってきていた 「あれ、もうお帰りになってしまいましたか」 「まにあわなったようですね」 いつのまに戻ったのか、古泉は残念そうに、小さな袋をもっていた どこで探してきたのか、小鳥のえさにとなにかを調達してきたらしい おい、古泉いったいどこから持ってきた、これも機関の仕込みか 「いいなぁ 小鳥さん かわいかったなぁ」 朝比奈さんは、部室の窓辺にほうにむかって、名残惜しいらしく視線を 向けていたし 長門もまんざらではなかったらしく、本に眼をおとすことなくこちらも やっぱり窓の外に視線が向いている ちょっとしたハプニングをメンバーはそれぞれ楽しんだようである ある一人を除いては 目の前で3億円の宝くじを風で飛ばされたような風情で今度はたちつくして いるハルヒ、これじゃ、まるで、雨の中ダンボールにいれられた子犬のよう な風情である いったいどうしたとゆうのだ、おまえは 「帰る」 ハルヒはそうひと言だけ告げると静かに部室を出て行った まだ時間は早かったが、ハルヒの表情に気が付いたのか 6つの瞳は どうみても後はよろしくとうったていた その表情に送られれ俺も続けてて部室を後にした ほどなくして俺はハルヒに追いついたが、かける言葉は見当たらない ハルヒとこうやって肩を並べて帰宅するのは、朝倉のマンションに 向かった時以来からもしれない、今日のあの時にくらべて遜色ない 気まずさである 学校からの坂道を、雨上がりの少し蒸し暑い風を受けながら下ってゆく 「ねえ、あんた、前に私に、青い鳥って知ってるかって話をしたでしょ」 ハルヒはゆっくりと語りだした まるで、あの朝倉のマンションへ行った日と同じパターンではないか 「私、実は青い鳥を飼ってたんだ、小学校の頃、青い羽のセキセイインコ 丁度今日部室に迷い込んできたのと同じ奴、ピーちゃんってなづけてた、私 一人っ子だったでしょ、よくなついてくれてた、今日ちょうどみくるちゃん とじゃれていたように」 ハルヒは話を続けた 「前にあんたには、話したよね、小学校6年のとき、私は自分が特別な存在 ではないことに気が付いた話、あの後 あんなにかわいがっていた、インコ の世話も以前のように熱心ではなくなっていて、鳥かごの掃除をしている時 窓があけっぱなしになっていたのね、逃げていっちゃった、でもインコが 逃げてしまったことより、もう世話をしなくてもよいんだと思えたことが ショックだった…」 俺は言葉もつげずにただハルヒの言葉を聴くのみであった いったいなんで言葉をかければいいんだ、わかる奴がいたら教えてくれ 「今日、あのセキセイインコが迷い込んできた時、あの時の青い鳥がまた 戻ってきてくれたのかと思った、でも長門とみくるちゃんの傍にはよって いったのに、私の手にはきてくれなかった」 ハルヒは急に立ち止まり 「なんで、私は許してもらえないんだろうか、高校にはいって、SOS団を 作って、少しは変れた最近はそんなふうに思えてきたのに」 この後の俺の台詞は冷静にみれば爆笑ものである 「ハルヒ、青い鳥は、長門と朝比奈さんからちゃんとお前こと聞いて帰った んだと思うぞ、青い鳥は、お前自身が、自分で探し出さなきゃつまんないだろ そんな突然窓から飛び込んでくるんじゃ、ものたりないんじゃないか 一生懸命探した結果として青い鳥がとかこの世の不思議とかは、お前の 隣にいるんじゃないのか」 「俺はこれからも お前の不思議探しを一緒にしていきたいと思っているん だが」 俺はハルヒの肩に手をおいて、これだけをいった ハルヒはさすがにこの台詞がはずかしかったのか、小さくうなずくと今度は 翻ってそのまま走って坂をおりていってしまった 小さく「ありがとう」という声を聞いたのは俺の空耳かもしれない 翌日のことを少し話そう ハルヒは朝から逃げ出した小鳥が生き抜くのは大変なことを力説し、しいては 昨日迷い込んだセキセイインコも早急に保護する必要があることをとうとうと 語り、放課後どこかに飛び出していった 掃除当番を終えて俺が部室へはいると 「小鳥さんかわいかったなぁ」 律儀にメイド姿で窓辺にほうずえをついている朝比奈さん 「昨日はお疲れさまでした」 どうやら昨日もってきたらしい、ひまわりの種をつまみにお茶を飲んでる古泉 やっぱり本を読んでいる長門 (後で聞いたら、その本、小鳥と盲目の少女の物語で昨日の帰りに図書館で 借りてきたものらしい) そして部室の片隅に、少し古ぼけた鳥かごと、ピーチャンのごはん と幼い 文字でかかれた小さい袋が置かれているのを見つけた 多分、もう少しすれば、小鳥捕獲用に網を人数分かかえて、威勢良く部室の ドアをけやぶってくる一人の少女を待ちながら、俺は窓の外、炎天下の空を ちょっとうらめしげに見つめるのであった。 おしまい
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ここではオカメインコの紹介をしていこうと思います。 オカメインコとは オーストラリアに生息する野生の中型の鳥類、体長が30~35cmほどで頬にある赤い模様が名前の由来。 頭にある冠羽などで精神状態や感情を表す。オーストラリアでは最速の鳥といわれる。 飼い鳥として日本でもポピュラーな種である。他種と一緒にいても平穏に生活し、人にもよくなつく。 また容易に繁殖するが、オスメスの判断は種類によって異なる。 尻尾の模様の有無や顔の模様で判断するがルチノーやアルビノなどでは外見からの識別は無理である。 DNA鑑定があるが費用は高い。通常口笛を覚える方がオスである。種類によって価格に著しい差がある。 品種は14種類あるが、一般的には流通しているのは10種類程度である。長年日本で簡単に巣引きされているため 中型インコと比較して最も安価で手に入る。 ワシントン条約で、「付属書Ⅱ記載種類」として規制対象となっており、出入国には出国側の輸出許可証が必要であったが 2004年のタイ王国で行われた締結国会議において付属書から除外された。 これによりオウム目全体で付属書に掲載のない種はコザクラインコ、オカメインコ、セキセイインコの3種となった。オカメインコの特徴 オカメパニック(Night frights) 基本的に大人しく繊細な性格のオカメインコは、夜中に大きい物音がすると暴れ回る。 このことを日本ではオカメパニック、英語ではNight frights(夜の恐怖)と呼んでいる。 朝起きて羽が下に落ちていることがあれば、夜の間にこの現象が起きた可能性が高い。 対策としては、常夜灯をつけておいて部屋を真っ暗にしないこと、飼い主が起きて優しく声をかけてやること等がある。 ・比較的くちばしが小さいので同サイズのインコより噛む力は弱い。 ・おもちゃや粟穂などを好み遊ぶ。 ・手乗りでも大人になると指より肩に乗りたがる。自分から寄ってくるが触られることを嫌う個体が多い。 ・放鳥するとたいてい飼い主の肩かお気に入りの場所にいる。 ・一日数回器用に鼻をほじる。個体によっては毛づくろいと同じ時間鼻をほじる。 オカメインコとはもっとも人に慣れやすい鳥といわれ、雛の頃から育てなくても手乗りになりやすい。 放鳥時には慣れていれば飼い主の肩に止まったりすることが多い。 寿命は十数年ほどといわれ、長生きすれば20年ほど生きるといわれている。
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夏休み直前、すでに夏は準備万端のようで、午前中から 気温はうなぎのぼり、午後になりおなじみSOS団の部室こと この文芸部室にはSOS団のいつものメンバーがあつまり、 いつものようにバラバラにうだるような暑さのなか 活動とやらにいそしんでいた さて、夏の風物詩である夕立の降るメカニズムをご存知だろうか、 夏の照りつけられる太陽の元、地上付近の空気中の水分は(以下略) 夕立と伴にそいつはSOS団へやってきた 【にわか雨の訪問者】 「おや、降り始めたようですね」 古泉のとぼけた声に反応して、ハルヒの背後にある窓からそとを 覗くまでのなく、バラバラという派手な音をたてて雨が降り出した 「通り雨でしょう、これで少しでも涼しくなればよいんですが」 古泉の台詞を聞き流しつつ、吹き込んでくる勢いの雨で室内が 濡れそうなので、窓を閉めに行こうとした その時にそいつは室内に飛び込んできた 「なんだ」と のけぞったのは俺 「へっ」と いきなり頭を抱えてしゃがみこんだのは朝比奈さん 「おや」と 冷静に視線を上空へ向けたのは、古泉 「…」と あいかわらず無表情なのは 長門 ばさばさばさ その姿のわりに大きな音をたてながら、そいつ は部室の上空を二・三度旋回したあと、一番見た目が人畜無害そうなのか 長門の肩にちょんと止まった ひょっとしてそいつは、なんとか体の使い魔とかだったりしないよな、 俺の見当ちがいの心配をよそに、長門もさすがに気になるのか、 本のページをめくる手がとまっている、でも何も言い出さないところを 見ると、今回は宇宙人的な問題とは関係なさそうである 古泉はそいつが長門の肩でくつろぎ始めたのを見て部室から出て行った 長門の肩でセキセイインコは雨に当たったせいか、ブルーの羽をしきりに 気にしながら、彼女の耳をつっついたりしている まあ、日本には野生種のセキセイインコはいないだろうから、どこかで 飼われていたのが逃げ出したのだろうが、やけに人なつっこい奴である 「うわぁ 小鳥さんいらっしゃいませ」 復活した朝比奈さん、なぜがお茶をいれようと席をたつ あの、セキセイインコはお茶のまないと思うんですけど 「窮鳥も懐にはいれば多少の縁ですから」 朝比奈さん、それ意味わかんないです それより現国の成績大丈夫ですか そういって、お客用の湯のみに水と鞄の中から見つけたらしい ビスケットを砕いてテーブルの上において、おもてなしの準備らしい 長門の反応がないせいか、セキセイインコは今度は朝比奈さんの方へ移動して いった。 そう、ここまでの描写で登場していない人物が一人いるのにお気づきだろうか 本来なら、先頭きって大騒ぎしてそうなその人物は、セキセイインコが部室に 飛び込んできていらい生き別れの兄弟か、死んだおばあちゃんが目の前に突然 現れたかのように、その大きな眼をみひらいて立ちすくんでいる 「ひぇ ふぁ あー小鳥さん頭で歩かないでくださーぃ 「いたいでぇすよー」 今回ばかりは、狼藉をうけてはいるが、妙にほほえましい朝比奈さんの 嬌声を聞こえる 「耳、耳は、やめてくださいよぉ くすぐったいですよぉ」 朝比奈さんの反応は気に入ったのか、さかんに、肩やら耳やらをつっついて いた メデューサによって石にされていたようなハルヒはゆっくり朝比奈さんの 方に、普段の百分の一ぐらいの動きで手を伸ばした刹那、セキセイインコは 雨上がりを待っていたかのように日差しの中へ羽ばたいていってしまった 気がつけば所詮夏のにわか雨である、一旦暗くなった空も、いくらもしないうちにまた明るさがもどってきていた 「あれ、もうお帰りになってしまいましたか」 「まにあわなったようですね」 いつのまに戻ったのか、古泉は残念そうに、小さな袋をもっていた どこで探してきたのか、小鳥のえさにとなにかを調達してきたらしい おい、古泉いったいどこから持ってきた、これも機関の仕込みか 「いいなぁ 小鳥さん かわいかったなぁ」 朝比奈さんは、部室の窓辺にほうにむかって、名残惜しいらしく視線を 向けていたし 長門もまんざらではなかったらしく、本に眼をおとすことなくこちらも やっぱり窓の外に視線が向いている ちょっとしたハプニングをメンバーはそれぞれ楽しんだようである ある一人を除いては 目の前で3億円の宝くじを風で飛ばされたような風情で今度はたちつくして いるハルヒ、これじゃ、まるで、雨の中ダンボールにいれられた子犬のよう な風情である いったいどうしたとゆうのだ、おまえは 「帰る」 ハルヒはそうひと言だけ告げると静かに部室を出て行った まだ時間は早かったが、ハルヒの表情に気が付いたのか 6つの瞳は どうみても後はよろしくとうったていた その表情に送られれ俺も続けてて部室を後にした ほどなくして俺はハルヒに追いついたが、かける言葉は見当たらない ハルヒとこうやって肩を並べて帰宅するのは、朝倉のマンションに 向かった時以来からもしれない、今日のあの時にくらべて遜色ない 気まずさである 学校からの坂道を、雨上がりの少し蒸し暑い風を受けながら下ってゆく 「ねえ、あんた、前に私に、青い鳥って知ってるかって話をしたでしょ」 ハルヒはゆっくりと語りだした まるで、あの朝倉のマンションへ行った日と同じパターンではないか 「私、実は青い鳥を飼ってたんだ、小学校の頃、青い羽のセキセイインコ 丁度今日部室に迷い込んできたのと同じ奴、ピーちゃんってなづけてた、私 一人っ子だったでしょ、よくなついてくれてた、今日ちょうどみくるちゃん とじゃれていたように」 ハルヒは話を続けた 「前にあんたには、話したよね、小学校6年のとき、私は自分が特別な存在 ではないことに気が付いた話、あの後 あんなにかわいがっていた、インコ の世話も以前のように熱心ではなくなっていて、鳥かごの掃除をしている時 窓があけっぱなしになっていたのね、逃げていっちゃった、でもインコが 逃げてしまったことより、もう世話をしなくてもよいんだと思えたことが ショックだった…」 俺は言葉もつげずにただハルヒの言葉を聴くのみであった いったいなんで言葉をかければいいんだ、わかる奴がいたら教えてくれ 「今日、あのセキセイインコが迷い込んできた時、あの時の青い鳥がまた 戻ってきてくれたのかと思った、でも長門とみくるちゃんの傍にはよって いったのに、私の手にはきてくれなかった」 ハルヒは急に立ち止まり 「なんで、私は許してもらえないんだろうか、高校にはいって、SOS団を 作って、少しは変れた最近はそんなふうに思えてきたのに」 この後の俺の台詞は冷静にみれば爆笑ものである 「ハルヒ、青い鳥は、長門と朝比奈さんからちゃんとお前こと聞いて帰った んだと思うぞ、青い鳥は、お前自身が、自分で探し出さなきゃつまんないだろ そんな突然窓から飛び込んでくるんじゃ、ものたりないんじゃないか 一生懸命探した結果として青い鳥がとかこの世の不思議とかは、お前の 隣にいるんじゃないのか」 「俺はこれからも お前の不思議探しを一緒にしていきたいと思っているん だが」 俺はハルヒの肩に手をおいて、これだけをいった ハルヒはさすがにこの台詞がはずかしかったのか、小さくうなずくと今度は 翻ってそのまま走って坂をおりていってしまった 小さく「ありがとう」という声を聞いたのは俺の空耳かもしれない 翌日のことを少し話そう ハルヒは朝から逃げ出した小鳥が生き抜くのは大変なことを力説し、しいては 昨日迷い込んだセキセイインコも早急に保護する必要があることをとうとうと 語り、放課後どこかに飛び出していった 掃除当番を終えて俺が部室へはいると 「小鳥さんかわいかったなぁ」 律儀にメイド姿で窓辺にほうずえをついている朝比奈さん 「昨日はお疲れさまでした」 どうやら昨日もってきたらしい、ひまわりの種をつまみにお茶を飲んでる古泉 やっぱり本を読んでいる長門 (後で聞いたら、その本、小鳥と盲目の少女の物語で昨日の帰りに図書館で 借りてきたものらしい) そして部室の片隅に、少し古ぼけた鳥かごと、ピーチャンのごはん と幼い 文字でかかれた小さい袋が置かれているのを見つけた 多分、もう少しすれば、小鳥捕獲用に網を人数分かかえて、威勢良く部室の ドアをけやぶってくる一人の少女を待ちながら、俺は窓の外、炎天下の空を ちょっとうらめしげに見つめるのであった。 おしまい
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コザクラインコ オカメインコ セキセイインコ 文鳥 カラス ハト タカ スズメ ハクチョウ ペンギン
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こうじの彼女(大嘘) ちなみに昔ういるすが飼っていたセキセイインコの名前もホルン
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今回の名言 セキセイインコ「ソレ(速くないというイメージ)ヲ フッショクシタイ」 三村「うっせーな出前取るけど何頼む?」 -- 名無しさん (2009-06-23 12 26 28) 名前 コメント
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紹介文 お歌好き セキセイインコライバー 手に乗っているのはお友達のマロちゃん ◇挨拶 ◯◯ましゅ ◇ファンネーム ましゅなー ◇定時配信 月〜金 19 00以降 土日祝 ゲリラ ◇主な配信内容 歌や雑談、ときどき企画! プロフィール 名 前 小鳥遊マシュ(たかなし ましゅ) ファンマーク 🦜🌈 誕 生 日 6月15日(オウムとインコの日) 年 齢 24歳(人間の年齢) 身 長 152cm